Gen2 原付二種とは?
原付二種をひとことで言うと「最強の原付」です。
50ccの原付は「30キロ制限と二段階右折」がデメリット!?ジョルノに乗って2ヶ月で感じたこと。 - ジョルノとおじさん (hateblo.jp)
こうした原付特有と思われているデメリットがないのが原付二種なのです。
原動機付自転車、通称「原付」は49cc以下の排気量で、制限速度30キロ、二段階右折しなければならない、というイメージがありますが、それは「原付」のなかでも「原付一種」という区分のもので、実はそれ以外に制限時速60キロ、スピードメーターにはなんと140kmまで目盛りが振られていたりする「原付二種」という区分のものがあるのです。原付二種なら二段階右折も必要ありません。免許をとって1年以上なら、二人乗り運転もできます。最高ですね。
原付二種にできないのは、高速道路や自動車専用道路を通行することです。
でも、近所のアシとしては原付二種ほど便利な二輪はほかにないと私は思っています。
「原付二種」はいわば原付一種のお姉さん(お兄さん)で、ガソリンエンジンの排気量でいえば、50ccを超え、125cc未満(電動バイクならモーターの定格出力が0.6kWを超え1.0kW未満)です。原付二種は原付一種よりもパワーがあり、それを止めるためのブレーキも強力です(2021年10月1日以降の原付二種は法律によりABS[アンチロック・ブレーキ・システム]かコンビブレーキが標準装備されています)。
原付二種の運転に必要な免許は原付一種と違って、普通自動車免許を取得した時にオマケでもらえたりしません。「小型限定普通二輪免許」かオートマチック限定の「AT小型限定普通二輪免許」、あるいは、それ以上の自動二輪が運転できる免許が必要になります。これはちょっと残念な点ですが、免許を取得するための時間、お金に見合った便利さのある移動手段だと私は思っています(私は普通自動二輪免許持ち)。
原付二種は維持費が安いという特長があります。
軽自動車税は2021年現在下記の通りとなっています。
- 排気量50ccを超え90cc以下(黄色ナンバー)は、原付一種と同じ年間2,000円
- 排気量90ccを超え125cc以下(ピンクナンバー)は原付1種+400円の年間2,400円
125ccを超えるバイクには自動車重量税がかかるのですが、原付二種は課税なしです。
251CC以上の排気量のバイクに必要な車検も、もちろん原付二種にはありません。
車体価格は一般的に原付一種より原付二種のほうが高いのですが、原付一種も高級な機種が登場しており、それと比べると大差ないという原付二種もなかにはあります。また、どうしても安くということなら、中古を購入するという選択もアリだと思います。
二輪に限らず自動車を運転するなら、自賠責保険以外に、任意保険に加入したほうが良いと思われますが、原付二種は原付一種同様、ファミリーバイク特約という、自動車の任意保険のオプションとして加入できる任意保険があります。自動車の任意保険に加入している方なら格安で保険に入れますので、これまたお得です。
まとめ
車検がなく、原付一種と大差ない自動車税とファミリーバイク特約が使えることからくる維持費の安さ、時速60キロ制限だからクルマの流れに乗れる安心感がメリット。さらに二人乗りもできちゃう。デメリットは高速道路や自動車専用道に乗れないこと。
項目/区分 | 原付一種バイク | 原付二種バイク | 中型~大型バイク |
一般道での法定速度 | 時速30km | 時速60km | 時速60km |
二段階右折 | 必要 | 不要 | 不要 |
二人乗り | × | ○ | ○ |
高速道路の走行 | × | × | ○ |
維持費 | 最も安い | 安い | 高い |
今日は原付二種とはどういうものかについてまとめました。
次は私が購入するスクーターの話でもしようかな。